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ディセンダーでもある、あの人が何度も倒れてる。原因は……世界に溢れた『負』。
私にも、ちょっとだけだけど、あの人と同じように『負』をマナに変える力があるんだよ?
ただ、威力が弱いんだ。あくまでも私とゼロスの力はディセンダーの補助だから。でも、出来る事はあるから。
「よいしょっ……と」
昔々から神子の家に受け継がれる、天使用語と言う特別な文字で綴られた本をコレットは誰もいない部屋で開いていた。
ニアタ・モナドの壁一面に書かれていたものと同じ。
これが何を意味するのかなんてコレットには分からなかったし、分からなくてもいいと思っていた。
ただ、今自分に必要なのはディセンダーを手助けする方法を探す事。
「……頑張らなくちゃね!」
分厚いその本は、普通に大きな辞書にも匹敵する太さを持っていて。
コレットはこの一番始めの部分しか読むことの義務が無く読んではいなかったのだが。
「……あるはずだよ。ディセンダーを助けてあげる方法。絶対にあるもん」
絶対に探すんだ、とコレットは両手を握り締めると端から一人、文字を読み始めたのである。
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