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「ディセンダーか……あいつ、最近ほんとよく倒れるしねー」
「うん、世界にマナが少なくなっちゃったから……」
「それを、助けられるのか?」
「きっと…ううん、絶対に助けなきゃ」
二人の言葉にコレットはグッと拳を握りしめて言った。
その三人の目線の先にいるのは、大きな木の形をした魔物。
「で……アイツをどうにかしないといけないわけね。あー、面倒くさいなぁ」
「文句を言っても仕方ないだろう!イリア、お前は唯一、この中で回復出来るんだから気をつけろよ!」
「分かってるわよ!」
いいながらイリアは銃を両手に構え、クロエも剣を構えた。
コレットも羽をふわりと背中から浮かべては戦輪を構えた。
「行くよーっ!!」
「あぁ!任せておけっ」
「あんまり怪我しないでよっ!」
そして、3人は根っこを振り上げて叫び声をあげる魔物に向けて刃を向けたのである。
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