魔術学校

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氷海「あるクラス?」 なんのことかは全くわからず聞き返す。 ティア「この学校はS、A、B、C……つまり魔力の量によってクラスが決まるのはわかるよね?」 無言で頷く。 ティア「分けられるんだけど、氷海君みたいに無属性の人や才能があっても貴族ではない人とかは決まって貴族の人達と問題になるの……まぁ一方的に貴族が悪いんだけど。 そこでそういう問題が起らないように新しくクラスを作ったのよ。 名をIクラス……ここは貴族からは嫌われた子が集まっているのだけど、力はどのクラスにも負けず劣らずの強者ばかりよ。 どうかしら?」 少し考える……がすぐに考えがまとまる。 氷海「楽しそうなクラスですね……いいですよ。 俺もそういうの好きですからね」 ティア「ふふ、素直な子は私は好きよ。 さてと、今日はこれだけね……寮には連絡してあるから管理人の人から鍵もらって頂戴」 じゃあねーと手を振る。 その空気につられ外に出るがあることに気付く 氷海「俺……寮の場所わかんない」 やってしまったと思った……今さら校長に聞きに行くのも何か負けた気がする。 などと思っている内に校門の所にいた。 氷海「マジで困った……素直に校長に聞くんだった」 頭を抱えて悩んでいると人の気配がする事に気づき後ろを向くと 自分の腰よりも少し高いぐらいで真っ白な髪の少女がこちらを見上げていた。 服装を見る限り、学校指定のローブを着ているから学校の生徒だとは思うが……まさに穴が空ような視線で見られている。 見られてはいるが一向に話す気配のない少女に痺れを切らして話を聞く 氷海「え~と、何か用か?」 少女は何か考えるような仕草をすると 少女「……あなたは誰?この学校の生徒じゃない……よね?」 逆に少女に問われる よく考えれば初顔でこの学校指定のローブを着ていないから当然の問いだろう。 氷海「名乗り遅れてすまん、俺は篠崎氷海だ。 この学校に編入するから今校長の所に行って来たんだが、寮の場所がわからなくてな困っていたんだ」 とりあえず謝っとき、事情を話す。 少女「……そうなんだ……私も寮に帰るところだから……一緒に行く?」 少女の思いがけない誘いが来る。 断るどころか願ったり叶ったりである。 氷海「じゃあ案内よろしくお願いします」 こくっと頷いて歩いていく その後を急ぎ足でついていった。
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