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学校より10分弱歩いた所に高級ホテル……もとい寮はあった
氷海「金の無駄遣いっていう言葉はこういうののためにあるんだな」
なんて事を思っていると少女が寮の入口を指差して言う
少女「……すぐそこに管理人の部屋あるから」
それだけを言って立ち去ろうとする
まだ聞いていない事があるから呼び止める
氷海「ちょっと待ってくれ」
少女「……なに?」
氷海「いや、名前を聞いていなかったと思ってな」
やっと気づいた様な素振りを見せる
てか、観察して見ると可愛くて面白い子だなって思っているのは内緒
エウ「……エウ・ミスリアル……じゃあ」
表情一つ変えず自己紹介して行ってしまった。
エウの後ろ姿を見送ってる時、おかしいと思った。
なぜなら、エウの背中が若干膨んでいたからだ
氷海「(なんだろうな……まあそれぞれの事情もあるだろうし……問うのは良くはないな)」
そう理由をつけて問いはせず
とっとと休みたいと思い、管理人室に向かった。
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