魔術学校

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管理人室に着くが管理人の姿が見えない 窓口らしき所から管理人を呼ぶ 氷海「すみません、誰かいませんかー」 しかし、返事がない……それどころか人の気配すらしない事に気づく 氷海「留守みたいだな……困ったな」 困り果てていると ??「留守じゃないですよ」 氷海「!?一体どこから?」 辺りを見渡すが誰もいない しかし、クスクスと笑う声はする。 ??「ふふ、ずっとあなたは見ていましたよ?」 窓口の所にお姉様という印象の女性が微笑んで立っていた。 アリス「こんにちは、管理人のアリス・オーランです。よろしくね転入生君」 氷海「……あんたは一体何者なんだ?」 殺気を込めた目で睨んでしまっていた。 アリス「恐い目で見ないでくださいな……ちょっとしたジョークですよ。氷海君」 はっとなる。また悪い癖が出てしまった。 氷海「す、すみません……つい癖が出てしまって」 アリス「癖ですか……あえて問いはしませんが、治した方が良いですよ?……死にたくなければ……ね?」 背筋が凍る様な空気が流れる 顔こそは笑顔だが殺気とは違う何かが襲ってくる ただ感じるのは死ぬという感覚だけだった。 とっさに左腕に付けている包帯に手にかける アリス「ジョークはここまでにしましょう氷海君……私も疲れました。 はい、部屋の鍵です。 306号室ですのでゆっくり休んでください」 鍵を渡される……さっきの空気が嘘みたいに変わっていた。 何も言わずに鍵を受け取ると窓口にはアリスの姿はなかった。 氷海「……何なんだよあの人は……」 可憐な人だったのだが殺気以上の何かを…… 考えれば考えるだけドシッと疲れが襲ってきたので考えるのをやめて、とっとと部屋に行くことにした。
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