Iクラス

5/16
前へ
/101ページ
次へ
教室前に着くとレイドが言う レイド「めんどくせーから後から呼んで紹介とかしないから一緒に入ってくれ」 なんとなくそんな気がしてましたとは言わない レイドに続いて教室に入っていくと教室には本当に4人しか座っていなかった(一人寝ているが) その中に見知った顔がいた。そいつも氷海の事を思いだしたのか立ちあがり、ドスドスと近付いてくる。 ??「お前……まさか氷海か?」 威圧感たっぷりの声が質問するが熊耳の存在で威圧感がなくなる 二年前からなんにも変ってない友達に安心する。 氷海「ああ、久しいなムウト……」 ムウト「久しぶりだな!氷海!」 ガシッと握手する レイド「なんだ知り合いか?」 流石のレイドも二人の関係がわからなくて聞く。 氷海「昔、家にきたことがあってそれで……てか獣血ってムウトの事だったのか」 ムウト「まぁな……しかし本当に懐かしいな、二年ぶりか」 二人して昔を懐かしむ顔になる レイド「あ~懐かしんでるとこ悪いが後にしてくれ」 話が進まないことに痺れを切らして二人に言う ムウトは渋々了承して席に戻っていった レイド「気を取り直して……今日より転入してきた奴だ。 めんどくさいから後よろしく」 氷海の肩を叩き、椅子に座ってしまった。 色々と不満があったが黙っておくことにした 氷海「篠崎氷海です。東洋のジャパニから来てまだ間もないのでわからない事だらけですがよろしく……」 慣れない自己紹介を済ませると レイド「今日は氷海が来たってことで授業なし……自由に雑談とかしてくれて構わないが午後に実力測るからよろしく~」 それだけ言うとクラスから出て行ってしまった。 これには流石の氷海もあんな担任で大丈夫なのか不安を感じざる得なかった。
/101ページ

最初のコメントを投稿しよう!

65人が本棚に入れています
本棚に追加