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ムウト「ドンマイ……じゃあ次で最後……って、寝てるか……ラフィ起こしてくれ」
ラフィ「はいさ~、起きろー」
ラフィがユサユサと体を揺らすと寝ていた女の子が不機嫌そうな声をだしながら起きる。
??「んん~……ラフィ……おはよう」
起きてきた子はフードを深く被っていて顔はみえないが、どこかで聞いた声だった
ラフィ「おはよ、今ね、転入生が来たから皆で自己紹介してたんだ」
??「転入……生?」
そう言ってこちらを見ると、あっ!とでも言たそうな反応をする。顔が見えないからなんとも言えないが…
??「昨日の人……氷海……だっけ?」
あれ?この子俺の事を知ってる?
??「これでわかる?」
フードをとると真っ白で後ろで束ねてあるだけの髪が現れる
氷海「……あっ、昨日、寮に案内してくれた子か!確かエウだったな」
エウ「そうだよ……覚えててくれたんだ」
エウがホッとしたように見えた
ムウト「なんだ?二人は知り合いだったのか。じゃあ、自己紹介は終わりだな……さてと、もう一つ言っておかなきゃならん事があるな」
視線をルディアへ向ける
ルディア「私からなのか?君の事を知っているならエウ君からの方がいいと思うが……」
氷海「なんの話だ?」
一人話についていけないのが嫌だったのか話に割り込む
ムウト「はぁ……気付かないか?このクラスにいるのは貴族から忌み嫌われている奴の集まりって言われただろ?
皆包み隠さず話す……いいな?」
全員に確認をとると皆が頷いた。
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