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ルディア「何にせよ、これで私達は終ったな……そういえば、氷海君の事を聞いてなかったな」
思い出したかの様に言う
正直、話したくないのだが……ラフィみたいに秘密にするか
どうするか悩んでいると
エウ「……私は聞きたい……氷海の事……」
いつの間にか起きていたエウがこっちを見ながら言う
ムウト「なんだ起きてたのか?」
エウ「うん……とは言ってもルディアが氷海の事を聞いた所からだけど……ふぁ~」
まだ寝足りないのか大きいあくびをする。
ラフィ「それよりも珍しいね……あのエウが知りたがるなんて……」
どのエウかは知らないがラフィの驚き様から見て相当珍しいらしい……
エウ「……こんな事言ったのは初めてだからね……珍しいのも無理ないけどね……氷海の事聞きたいって思ったから……言ったの」
少し頬を染めながら言う
……エウなりに勇気を出して言ったんだろうと思うが
氷海「(なにを話せばいいのやら……)」
エウの気持ちには答えてやりたいが、自分の事を話したのはこれまでにムウトぐらいだから何を話していいかわからない
どうしようか悩んでいるとムウトが肩を叩く
ムウト「何話していいかわかんなかったら……とりあえずこっちに来た理由でも話すといいんじゃないか?」
的確なアドバイスをくれる……本当ムウトは人のことをわかってくれる奴だとつくづく思った。
氷海「そうだな……俺がここに来た理由を話そう」
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