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ルディアが一歩も譲らず、氷海とムウトが困り果ててしまっていると、エウがルディアのローブを引っ張り言う
エウ「……ルディア……氷海にだって言いたくない事がある……と思う……強制は良くない」
ルディア「エウ君……ふぅ、熱くなり過ぎた。二人ともすまなかった」
エウの一言で頭が冷えたらしく謝罪をしていた。
氷海「そんな気にしなくてもいい、俺が話したくないって我が儘を言わなければよかっただけだし……」
これは俺の心が弱いせい……謝るべきは俺だと思う
ラフィ「はいはい、二人とも暗い話は終わりにしよ!私聞いてて疲れちゃったよ」
今までただ見てたラフィが疲れたような顔をして言う。
ムウト「そうだな……それにそろそろ昼だ。腹が減った」
ラフィ「そうだね。でも学食は嫌だな~美味しくないし」
ルディア「それならいいとこがある。ここから10分もしない」
ラフィ「じゃあ、そこにしよう!しゅっぱーつ!」
相変わらずのテンションで教室を出て行く。
その後にムウトとルディアがついて行く。
氷海もついて行こうとするとエウに服を引っ張られる。
エウ「……氷海も、もっと素直に……みんな待ってる」
それだけ言って、みんなの後を追って行ってしまった。
氷海「素直に……か」
つい苦笑してしまう。
氷海「このクラスなら……信じられるかな?」
そう小さく呟き、みんなの後を追った。
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