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闘技場内に入ると既にルディアとレイド先生が待っていた。
レイド「やっと来たな、ムウトとラフィはどうした?」
エウ「……外で言い争いしてる……」
レイド「そうか、いつもの事だから始めるか」
いつもの事なんだと少し呆れる。
レイド「じゃあ、今から実力を測るための実践形式の模擬戦闘をしてもらう。その際に、この闘技場は壊れづらいから本気でやるように……あと怪我とかの心配は無用だからな!」
氷海「怪我の心配はいらないってどうゆうことなんだ?」
実践形式の模擬戦闘だったら怪我の一つや二つはするだろう。
と、思って考えていると
ムウト「説明しよう!!」
氷海「うおっ!な、なんだムウトか……」
突然眼鏡を掛けたムウトが現れ、びっくりする。
正直心臓に悪い。
ムウト「驚きすぎだ……では気を取り直して……この闘技場では怪我はしないわけでは無い理由は試合をする人達に指輪を持たせられる。
この指輪は身に着けた人の生命力に比例してダメージの蓄積量が増加する。
それで指輪がダメージを蓄積できなくなると壊れる……壊れた時に怪我を治してくれるだけの事だ」
つまりは身代わりの役目をしているってわけか……便利な物だな。
ムウト「しかし、この指輪はここの闘技場のみ効果が有効、外ではただの飾りになってしまうらしいから気をつけて
以上説明終了」
ここでしか効果がないのか……至極残念だ。
と、思う。
レイド「説明ありがと……てかいつ来た……まあ、集まったし始めていきますか。まずはクジを引け」
先生の手に5本の棒が握られている。
レイド「先端に色が塗ってあって赤が二本、青が二本、無色が一本入ってる。それで同じ色同士で模擬戦やるから」
ラフィ「じゃあ私から!」
ラフィが最初に引き、それからムウト、ルディア、エウ、氷海の順に引いていった。
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