妖桜の陰陽師

魔術学校

船での航海は５日が過ぎ、パレスティナへと到着した

氷海「やっと、到着か……長かった」

正直、船ではずっと暇でだらけていた。

船を降りるとスーツを着た男が近づいて来て、声をかけられる

？？「あなたが篠崎氷海様ですか？」

氷海「そうですが……どちら様ですか？」

ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ「申し遅れました。私〈わたくし〉はセントリア魔法学校の校長の秘書兼専属執事のエドワードと申します。氷海様をお迎えにあがりました」

とても丁寧な口調で答える。

セントリア魔法学校……西洋では有名な学校である。
そして、俺が通うことになっている学校である。
何故かって？父の計いでな、一人暮らしをすると行ったら全寮制であるこの学校に入れって言われた。
まぁ、世間体的には有名な学校に入った方がいいと思っていることを隠すための口実だがな

氷海「わざわざお迎えとは恩に着ます」

ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ「いえ、学校への道のりがわからないと思いお迎えにあがったまでですから。では車を用意してありますのでそちらへ」

言われた通り車に乗る。
運転席にエドワードさんが座る。

ｴﾄﾞﾜｰﾄﾞ「学校に着きましたら、校長と簡単な面接をしますので」

氷海「……わかりました」

軽く素っ気無い返事をして、外の景色を見ていた。