聖都へ

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雛「…ぅ…ぅぅ…危な…かけ…」 翔[あの時の夢を見てるのか…俺がもっとしっかりしてれば…雛に守ってもらうことはなかったんじゃないか…雛が倒れても冷静になっていたら暴走して雛を巻き込むような攻撃をしなかったんじゃないか…] 色々な思いが交差し後悔となって消えていく… 雛「…ぅ…か、翔君……そうだ、ドラゴンは?」 雛に翼から聞いたことを説明する。 雛「そんな事が…」 翔「ごめん!」 急にごめんと言われキョトンとする雛。 翔「俺がもっとしっかりしてれば、こんなことに…」 雛「待って待って! なぜ、翔君が謝るの」 翔「え…いや、俺がちゃんと回避か防御してれば、こんな事には…」 雛「…翔君にとってあたしは、何?」 翔「な、何って…俺にとって大切な存在で、守ってあげたい…」 雛「そう思ってくれるのは、嬉しいわ…でもね、翔君のお荷物には、なりたくないの…対等な存在で居たいのよ…」 翔[そうか、俺は、彼女を一方的に守ると思っているだけで、信頼してなかったのか…]
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