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学園の校舎は、学校と言うよりは、西洋の城のようだった。
翔「さて、学園長室は、どこだろ…」
雛「誰か人に聞いてみましょうよ」
しかし、授業中なのだろうか人が見当たらない…
〈ドテッ!〉
いや、一人女の子が廊下で、転んだんだろう…教科書などが散らばり前のめりに倒れていた…
翼「あの…大丈夫?」
女の子「は、はい」
起き上がり翼の顔を見上げる。
女の子・翼「「あ~!?…」」
お互い相手を指差し動きが止まっている。
それを見ていた雛が…
雛「あの時の女の子…」
女の子「み、皆さんあの時は、ありがとう御座いました。 まさかまた、お会い出来るとは、思いもしませんでした」
翔「ここの生徒だったんだ」
女の子「はい、夏休みで、実家に帰って居たもので…皆さんもここの生徒だったのですね」
翼「いや、正確には、今日からだよ」
女の子「あ~、先生が言ってた転入生って、翼さん達のことだったんですね」
翼「あ、あれ? 俺、名前言ったっけ?」
不思議に思い首を傾げる。
女の子「あ、あの時、皆さんが名前を言っていたので…」
翼「なるほど」
翔「それより、学園長室を聞かないと…え~と…」
女の子「アリス・スピネル、アリスでいいですよ。 学園長室ですか…説明するのは、大変なので、案内しますね」
翼「ありがとう、アリス」
笑顔で、アリスにお礼を言うと
アリス「い、いえ、翼さんのお願いですから…///」
顔を赤くしなから意味深なことを口走っていた。
翼「え?」
アリス「な、何でもないです…さぁ、行きましょう…///」
更に真っ赤になりながら廊下を歩き出した。
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