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ベットの上で
枕を抱きしめながら
呆然と座っていた‥
不意に指で唇を
撫でてみる‥‥
増「‥はじめて‥
だったのに‥」
ファーストキスの
相手は必ず好きな人と。
そう決めてたのに!!
相手は山下クンって
ことまで決めてたのに←
増「意味わかんないっ!!」
錦戸クンなんか‥‥
大っ嫌いなんだから!
最低だよ‥本当に‥。
授業の終わりの
チャイムと共に
保健室を出た。
こんなことになるなら
ちゃんと授業
受ければよかった‥
下を向いたまま
廊下を歩いていると
ドンッ
反対側から歩いていた
人にぶつかった
増「ご、ごめんなさ‥
‥‥っ」
山「なんだー
まっすーじゃん。
ちゃんと前見て
歩かないと
危ないよ?笑」
増「‥山下クン
‥あの、ごめんなさい
ちょっとボーっと
してて;;」
山「まっすーでも
ボーっとする時あるんだ
いつも元気そうなのに」
増「そう‥かな?」
山「そだよ^^
じゃあ俺ちょっと
先生に呼ばれてるから
行くね?」
増「‥あっあの!!」
通り過ぎようとする
山下クンを呼び止める
一つだけ‥
言っておきたいこと
あるからね。
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