36人が本棚に入れています
本棚に追加
あたしなりに一生懸命の恋だったのに…
「恋は難しいね。あたし好きってちゃんと伝えてないのにフラれちゃって…しかも賭けに選ばれただけだったなんてねぇ…ははは。」
「確かに…難しい…」
ずっと黙って話を聞いてたタケが口を開いた。
「俺の好きなやつ、すっげぇ鈍感で、キスまでしそうになったのにまだ気付いてねぇ。」
「タケ、好きな人いたんだ！」
「おう！ずっと前からそいつ一筋だ！」
意外だった。
タケに好きな人がいたなんて…
自分のことにいっぱいいっぱいで気付かなかったよ。
タケは、うまくいくといいなぁ。
でも、ちょっと寂しい気もした。
最初のコメントを投稿しよう！