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目を閉じて
唇でノブを感じる。
やわらかい
ぷにゅって感じ。
ノブの顔がゆっくり離れて
あたし達は照れながら笑っちゃった。
「帰るか!!送ってく!!」
「ぅん」
帰り道。
ノブは黙って自転車を走らせる。あたしも何も言わない。
胸がいっぱいで言葉が出なかったんだ。
だから会話は、家までの道を教えただけ。
あーぁ。
もぅ、ばいばいの時間。
楽しい時間、幸せな時間はあっというまに終わりを告げる。
「じゃあな!!また明日!!」
「ばいばい!!」
ノブが見えなくなるまであたしはずっと見送った。
一人になって、ノブとのキスを思い出す…
きゅん☆
って、胸が締め付けられて
またドキドキし始める。
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