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なっちゃんは今にも泣きそうな顔をしてる。
「入って…」
部屋に入ると、なっちゃんは泣きながらあたしを抱きしめてくれた。
やだ、せっかく泣き止んだのに。また泣いちゃうよ。
「すもも、聞いてもいい？」
「…うん。」
「それ…誰にやられたの？」
何だか、笑えてきた。
「はは。誰だと思う？…ノブだよ。友達と賭けてたんだって。センパイとヤレるか…キスしたのも理由なんてないんだって…」
なっちゃんは、声をあげて泣いてる。
泣かないで…
ごめんね。
心配かけて…
本当にごめんね…
なっちゃん。
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