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そしてレイちゃん
俺が突き放しても、大きな愛で包んでくれたレイちゃんを
死ぬまで一生大事にするって決めた
もう約束は破らない
世界で一番キレイな存在のレイちゃんを絶対生涯――――
◇◆◇◆
あの峠から１ヶ月
カズマは順調に回復し、体力を取り戻してきていた
肌も以前のように、透き通るような白い肌に
「うん、検査の結果でもう菌は体内に見られへんかったし、そろそろ退院やな。
定期的に検査しにきてもらわなあかんけど」
伊吹の父親がカズマの頭をポンと叩いて話す
「∑マジですか？！！やったぁぁ！先生ありがとうございますっ」
両手を高く挙げて喜ぶカズマ
「ゲルダさんには伝えてあるから。退院の準備しといてな」
「はいっ！ありがとうございましたっ」
部屋を出ていく伊吹の父親を見送る
長かった闘病生活もやっと終わり―――
いつの間にか２年生も終わりだ……
追試を受ければギリギリ進級させてくれるように、またまたマサト様が裏で工作してくれたらしい
さすがは理事長の息子……
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