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「おめでとう。今日は俺の奢りやな」
そして見た2回目の伊吹の微笑み
貴重なモノを見せてもらえたカズマは目を見開いて驚く
「あっ…いや…まだラスボスおるから(笑)」
「せやな…ラスボスやな…」
貴重な伊吹の笑顔を見せてもらえた事で、勇気が出た。
カズマにとっては何よりも嬉しいお祝いな気がした
明日カズマは、レイにプロポーズをするのだ
レイの手に似合うだろう、キレイに輝く銀色のシンプルなデザインの指輪を持って
『ちゃらちゃら邪魔だ』
とか言って着けてはくれないかも知れないが……
最後の砦はレイの父。
親友の貴重な笑顔と、愛する人がずっとそばにいてくれるのなら。
いくらでも戦える。
数々の苦難を越えて来た自分だからこそ、レイの為ならどんな事でも出来そうな気がした
カズマはあの由緒正しい門を叩く――――
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