⑬ epilogue end

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「おめでとう。今日は俺の奢りやな」 そして見た2回目の伊吹の微笑み 貴重なモノを見せてもらえたカズマは目を見開いて驚く 「あっ…いや…まだラスボスおるから(笑)」 「せやな…ラスボスやな…」 貴重な伊吹の笑顔を見せてもらえた事で、勇気が出た。 カズマにとっては何よりも嬉しいお祝いな気がした 明日カズマは、レイにプロポーズをするのだ レイの手に似合うだろう、キレイに輝く銀色のシンプルなデザインの指輪を持って 『ちゃらちゃら邪魔だ』 とか言って着けてはくれないかも知れないが…… 最後の砦はレイの父。 親友の貴重な笑顔と、愛する人がずっとそばにいてくれるのなら。 いくらでも戦える。 数々の苦難を越えて来た自分だからこそ、レイの為ならどんな事でも出来そうな気がした カズマはあの由緒正しい門を叩く――――                    
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