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ハキハキと話す赤音と、さりげなく誉める青衣。
二人の美人幼なじみを持つ灯夜は、同級生から羨ましがられる存在だった。
灯夜自身も顔がよく、明るいサッカー少年で、女子からモテる。
この三人は、皆から高嶺の花扱いされていた。
その三人が、恋愛関係にならないのだから不思議だ。
「じゃあ、時間だから」
「また後でな」
先に走っていく灯夜を見つめる2人の目は、愛しいものを見つめる瞳と一緒だった。
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