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「お前の言うとおりだ。生きながらえる為の戦など、俺はやりたくないし、やろうとも、思わぬ」
呂布は遠い目をしていた。
「大きくなりすぎたかもしれん。丁原の、董卓の部下であれば、何も考えずただ暴れられた。人の上に立つというのは、やはり俺には向かぬ」
「ですが、呂布様でなければ徐州は治められません」
「いや」
呂布は首を振った。
「誰でもよいのだ。軍人以外ならな。誰かの下で、俺が軍を率いる。軍人はただ軍を動かせばいいのだ。政に関わる必要はない」
「ここらが、潮時なのかもしれん」
「それは…どういう意味でございますか?」
その問いには返事をせず、呂布は寂しげに笑った。
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