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正体はすなわち、ジェンツーペンギン!
今度は三羽も冷凍室でうずくまっていたのだった…。
何故?
どうしてっ?
さっきはいなかったハズだよね…?
考えてみたが答えは出ない…。
しかし彼らは、確かにそこにいた…。奥に二羽、手前に一羽…。手前の一羽は先の子と同じように身体が小さい。恐らく子供なのだろう。
…後ろの二羽は親鳥…なのだろうか?
手前の子と比べ、身体が一回りも二回りも大きい…。
たかだか数十立方センチメートルの容量しかもたない冷凍室に、親子(?)ペンギンが三羽仲良く窮屈そうに納まっていたのだ…。
驚いたというか、なんというか…。
とにかくもう呑気にアイスなんて食ってる場合じゃないっ!
ペンギンが冷凍室にいること自体も驚きだが、そもそもこの冷凍室はさっきまで冷凍食品で満杯だったハズだが…?
さっき私が目を離した隙に、家族の誰かが全て食べてしまったのだろうか?
…いやまさか、そんなはずは…。
いや、今はそんなことより…。
私は再び冷凍室に視線を落とす。
…今度の三羽も、先の子と同じように凍りついていた…。
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