∞第2話∞

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マサキ「今日からこのクラスになった若月だ。若月…」 私は頷いて、全員の方を向いた。 マアヤ「若月真綾です。この学校に慣れるまで時間がかかると思いますが、これから宜しくお願いします」 パチ…パチ… 今すっごく微妙だ。拍手するならちゃんとやりやがれー、と言ってみたいが地味子である今の私はそんな事も言えず…。 マサキ「じゃあ席は…そうだな……如月の隣だな」 「えー!?雅紀ちゃん、まさかでしょ!?」 「なんでー!?ずるいー!」 如月って人の名前が出ると、今度は女子がまた文句をブーブーと言っていた。ったく…元気なこって… 「何で如月君の隣があんな地味子なの!?」 「そうよ!ずるい!」 ……一体なにが、ずるいというのか。 そして、ぐるっと教室を見渡して思った。 マアヤ(叔父さん…確か女子は数人っつたよね?元男子校だからって…めっちゃ多くね?私の予想遥かに越えてるんだけど…) マサキ「文句ばかり言ってると単位落とすぞ~」 先生の一言で教室が一気に静かになった。後で聞いた話だが、クラスは特に関係ないが、単位をある一定のところまで落とされると、他のB~下のクラスに降格されるらしい。 それりゃ、誰でも静かになるな…ι
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