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―ピンポ-ン
―ガチャ
待ってました!!と、ばかりにチャイムが鳴るとすぐ玄関が開いた。
『…出てくんの早ぇな(笑)』
『待ってたからな(笑)』
結局、外に出たから謙吾の所まで行ったが…嫌な予感がする。
コイツが“待ってた”と言う時はロクでもない事を持ち込んだ時だからだ。
やっぱあん時引き返せば良かったかな…。
『まぁ入れよ♪』
俺の不安を余所に、謙吾は笑顔で俺を招き入れた。
『あぁ。お邪魔しまーす』
『俺しかいねぇよ(笑)』
…ムカつく。
先に言えよ。
いつも謙吾しか居ない時は何も言わず、当たり前の様に上がり込むが、今日は休日だから家族が居ると思って一応挨拶したのに…。
恥かいただけじゃねぇか(笑)
『親は?』
『休日出勤だとさ。まぁ誰も居ない方が都合いいしな♪』
『は??』
『いや、何もねぇよ。2階の俺の部屋に行こうぜ。』
…何だ?
親に見られたらヤバいモノか?
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