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「どうやら山城組も黒龍翼を探していたらしい…過去に何かあったんだろう。
それで…俺等に殺られた黒龍翼はボロボロで歩いていたら…捕まったんだろうな…」
「へぇ~。流石に四対一だったらなぁ…」
「馬鹿野郎。四対一で二人ノックアウトだ。」
マジか!?
「そんで…お前にだとよ…」
宗二は俺に封筒を渡した。
「何だこりゃ?」
俺は封筒を開けた。
……札束?
「組長が
うちの問題は全て片付いた。解約金だ受け取れ。
だそうだ」
………組長が言ってた大事な問題ってのは…黒龍翼だったのか…
俺は封筒を有希に渡した。
「有希。この金はお前が組長に返済しろ。」
「えっ!?な、何で?」
そう言えば、有希には話していなかった。
俺が山城組で借金返してるの…
「実はな…お前の借金の残り返済額は……百万円だ。
ここに百万入ってる。
これを組長に渡して…有希の借金は帳消しだ。」
「で、でも…そのお金は…優の……」
あーもー…コイツは…
「馬鹿……俺は…もう有希を恋人とは思ってない。
俺の婚約者だからよ…困ったら助けてやる。」
俺はそう言って有希に封筒を渡した。
「優…ありがとう…」
有希は俺に笑って抱き着いてくれた。
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