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有希はその後俺と別れ、山城組に行った。
「……良いのか?」
「何がだ?」
「有希ちゃんがお嫁さんで。」
「当たり前だ。」
「有希ちゃんのどこに惚れた?」
「ん?……そうだな……
ありすぎて言えねぇよ。」
「そうか。」
「あぁ…」
「お前…変わったな。」
「そうか?」
「あぁ。2ヶ月前には意味もない喧嘩に荒れ暮れてたのに……今じゃ好きな人の為に喧嘩して…その人守ってるじゃねぇの。」
「そうか……変わったか…」
俺は自然に笑けた。
そうか…俺は変わったんだ……
たった一人の女で……
その女は……
背が低く、髪の毛は短め、
スタイルは余り良くない。
胸だってまだ膨らんでる途中位
そして、よく泣く。
泣くのはいつも、好きな人の胸の中
そして…泣き疲れたら…胸の中ですやすやと寝てしまう。
そして…いつも俺に微笑んでくれた。
その女の名前は……
大友 有希
俺の彼女であり…俺の最愛の…女性。
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