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あの日から早5年…
俺達は高校を卒業し皆と離れ離れになった。
宗二はどこか有名な大学に行き
青嶋は大阪に行った。
何をしに行ったか誰も知らない。
剛先輩はどこかの会社に居るらしい
それなりに上手くやってるらしい
白山先輩は…相当ヤバい仕事に着いたらしい。
だが…無事にやってるらしい。
美波は原田に付いていき、そして…原田は行方不明。
どこに居るのか、何をしているか分からない。
皆上手くやってるから良しだ。
俺と有希はと言うと…
AM8:00
「有希…そこは…駄目だって…」
「ねぇ…優…起きてよ~朝だよ~?」
「有希…そこは…っっ…イクッ…」
「起きてってば!!」
ドコッ!!
「ぐぇっ!!ゆ、有希!?」
「気持ち悪い寝言言わないで!!」
どうやら寝言が酷かったらしい……
「おはよう…有希」
俺は有希の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
これが毎日の習慣になっていた。
「おはよう。優。」
俺と有希はあの街から離れた他の街で暮らしている。
かなり無理して一軒家をプレゼントしてくれた親父逹に感謝だな。
俺は今親父と同じ警察官になった。
親父は刑事だが…俺はまだ巡査
まだまだなんだ…
給料も安い。
有希も働いている。
有希は街の市役所で働いている。
二人とも公務員だ。
そして今日は二人とも休みだ。
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