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てか…有希は妊娠してるから産休貰ってんだけどな。
「だいぶデカイよな…」
「うん…もう…動きづらいわよ…」
「まぁ頑張れ。朝飯作ってやるからよ…」
「作ってあるわよ…」
だけど、有希は妊娠しても行動が早い。
同居して気付いた。
有希は炊事、家事、何でも出来る。
びっくりした。
俺は朝飯を食ってリビングに寝転んだ。
俺等は休みの日はこうやってゴロゴロしてる。
平凡な毎日。
有希に疫病神は憑いてない。
借金も全額返済
何も無い。
ただの女性。
普通の女だ。
「なぁ。有希?」
「何?」
「俺とで良かったのか?」
「今さら何言ってんのよ?当たり前でしょ。優が良いのよ。」
「そうか…」
俺はふと意味の分からない事を言う。
今みたいに。
そう言えば…皆の情報は流れ出るが…皆の顔は結婚式以来見てない。
元気かな~?
どうしてんだろ?皆
仕事上手くやってるかな~?
学校行ってるかな~?
……俺は親か先公か。
ピンポーン♪
?誰だ
「私出るよ。」
「いや、俺出るわ」
俺は玄関の戸を開けた。
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