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「は~い。どちら様ですか~?」
……なんぞ?これ?
俺は目の前の光景に唖然とした。
どんな光景だったかって?
それはだな…
道路に黒いベンツが何台も停まっていた。
そしては庭には溢れんばかりのヤクザ。
しかも…皆さんが持っているのは…良くヤクザが持っている…拳銃。
当然銃口は俺に向けられてる。
これは…まさか…阿部の手先か……
俺にもお迎えが来たか…
やっと幸せ掴んだと思ったが…
まさか…ここで終わるとは…
「有希!!裏口から逃げろ!!」
俺は無謀にも一人に殴りかかった。
「優!!その必要はないぞ!!」
俺はその声に反応して、体が止まった。
どっかで…聞いたことある声だな…
「久しぶりだな…優…覚えてるか?」
「お、お前は……」
一人の黒服の男が拳銃を持っている男逹の中から現れた。
男逹は道を開けていく。
「お前等。銃を下ろせ。コイツは俺の仲間だ。」
そう言うと男逹は拳銃を下ろした。
「いや~悪いな~こいつ等は俺の部下なんだ…」
間違いない…かなり姿は変わっているが…間違いない…
「変わったな…原田。」
原田だ。
「優。いい知らせだ。」
「何だ?」
「俺は見ての通りヤクザの組長だ。
そこで、俺逹がお前と有希を守る。阿部の手先は勿論、その他の脅威も俺逹が全て解決する。
お前等を守ってやる。」
要するに…原田はヤクザの組長で原田の組が俺逹を守ってくれるそうだ。
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