4月8日~大友 有希~

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原田は要件を言うと颯爽と去っていった。 俺は心臓バクバク言わしながらリビングに戻った。 「有希…」 「優…大丈夫だった?」 「なんとか…」 「怖かった~優が死んだらどうしようかと…」 全くだよ… マジで死ぬかと思ったわ… 「まぁな…」 「ところで…優。今日何の日か覚えてる?」 今日? ……なんかあったっけ? 「なんかあったっけ?」 あ!思い出した。今日は… 「えー!!覚えてないの!?」 「冗談だよ。今日は… 俺と有希が初めて出会った日。 そして…俺と有希の結婚記念日… 今年で二年だな。」 俺はしっかり覚えている。 「そうだよ。もー…忘れないでよ…」 「忘れてないよ…」 俺はポケットから有希のプレゼントを出した。 安っぽいが…ネックレスだ。 「有希。」 「何?」 「…記念日のプレゼント。受け取ってくれ。」 「うん。」 有希はプレゼントを受け取ってくれた。 「ありがとう。素敵なネックレス。」 「おぉ…」 なんか恥ずかし…こんな事する柄じゃないのに… 「私からのプレゼントは…これだよ…」 そう言って有希は俺に抱き着いた。 有希? 「これからもよろしくね。 優一郎さん。」 「あぁ。こちらこそ。 有希。」 俺と有希はキスをしてソファーに倒れ込んだ。 こんなに深いキスをしたのは……初めてだ。 「優…」 「有希…」 「「大好きだよ…」」 Happy endかもね(笑)
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