4月8日~ラブストーリーは突然に~

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俺は喫茶店の外に出た。 ん~!!…… 「今日は絶好の昼寝日和…」 「優。ナンパ行こうぜ。」 「何処にだよ?」 「学校だよ。入学式終わったろ?」 あぁ…そーいやそやったな… 「エエで…ひまやし。」 俺は宗二に連れられ、学校に向かった。 五分後。 「おっ!!ちょうど入学式終わったばっかやん。」 宗二は手当たり次第に良い女にアタックしていった。 「どうせ、無理やろ。」 俺は校庭のベンチに座った。 とりあえず、ケータイを開いた。 「あ?新着メールあり?誰からだ?」 俺はメールを見た。 『何入学式サボってんだよ。二人揃って。』 鬼沢かよ。 ちなみに鬼沢ってのは俺の幼馴染み。 鬼沢もこの学校だったな。 「優!!」 「何だよ?宗二。」 「全滅だ。」 ざまぁみやがれ。 「もう大人しく帰ろうぜ。」 「やだ!!後ちょっとだ!!行ってくる。」 宗二…頼むから遠くに行くのは止めて。帰ってこなくなるから。 「宗二!!お前!!」 遅かった…もう居ない。 「はぁ…ダルッ…」 俺はケータイをポケットにしまい、ベンチを立った。 「帰ろ…」 その時 「や、止めてください!!」
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