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俺は喫茶店の外に出た。
ん~!!……
「今日は絶好の昼寝日和…」
「優。ナンパ行こうぜ。」
「何処にだよ?」
「学校だよ。入学式終わったろ?」
あぁ…そーいやそやったな…
「エエで…ひまやし。」
俺は宗二に連れられ、学校に向かった。
五分後。
「おっ!!ちょうど入学式終わったばっかやん。」
宗二は手当たり次第に良い女にアタックしていった。
「どうせ、無理やろ。」
俺は校庭のベンチに座った。
とりあえず、ケータイを開いた。
「あ?新着メールあり?誰からだ?」
俺はメールを見た。
『何入学式サボってんだよ。二人揃って。』
鬼沢かよ。
ちなみに鬼沢ってのは俺の幼馴染み。
鬼沢もこの学校だったな。
「優!!」
「何だよ?宗二。」
「全滅だ。」
ざまぁみやがれ。
「もう大人しく帰ろうぜ。」
「やだ!!後ちょっとだ!!行ってくる。」
宗二…頼むから遠くに行くのは止めて。帰ってこなくなるから。
「宗二!!お前!!」
遅かった…もう居ない。
「はぁ…ダルッ…」
俺はケータイをポケットにしまい、ベンチを立った。
「帰ろ…」
その時
「や、止めてください!!」
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