4月8日~ラブストーリーは突然に~

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俺は正直腹が立った。 何だよ。助けてやってこの始末? あり得なくね? 「あ、あのすいません!!すいません!!」 と思ったら…急に態度変えんな。調子狂う… 「あの…大丈夫?胸触られてたけど…」 とりあえず、優しく振る舞っとけ。なんかこの子今すぐにでも泣いちゃいそう。 「……怖かった…」 でしょうね。 「ま、まぁ俺が懲らしめたから大丈夫しょ。必要ならもっとやるけど?」 「あっ!?止めてください!!」 なんか凄い勢いで止めに来たな。 「冗談冗談。」 「もう…止めてくださいよ?」 今気付いた。 この子…可愛いな。 「名前何て言うの?」 あ、なんかナンパしてるみたいになってるし。 「名前…ですか? 大友 有希です。大きな友と書いて大友 有希は有機栽培の有に希望の希と書いて有希です。」 有希の有の例えが微妙だ。 「大友さんね。」 「あっ…有希で良いですよ。」 大胆やな。 「じゃあ有希。初めまして俺は坂月 優一郎 坂の月で坂月 優一郎は優しいに一郎ってそのまんま。」 なんか、俺結構ぎこちないな。 「よろしくね。坂月君。」 「よろしく。」 ……なんか…モヤモヤすんな…
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