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グレーテルは、こうなったのも全て自分のせいだ…!!と嘆きましたが、その内、あんな所にヘンゼルを閉じ込めた赤ずきんが悪い…!それを命令した赤ずきんのお母さんはもっと悪い!!と責任をおしつけ、赤ずきんのお母さんを釜戸の中へ落としました。
叫ぶ赤ずきんのお母さんを、興味深く観察していたグレーテルですが、突然、釜戸の中から現れた炎の精霊に驚きました。
「貴方が落としたのは、この黒焦げの魔女ですか?それとも、この、白い魔女ですか?」
そう聞く精霊に、グレーテルは「白い魔女です」と嘘を付きました。
「あなたは嘘を付きましたね。よって、両方の魔女を返すことは出来ません。」
精霊の言葉に、グレーテルは喜びました。
ですが、「では、あなたも共に行きますよ。」と炎の精霊と共に炎の中に吸い込まれていきました。
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