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『あのっ…!ありがとうございました』
深くお辞儀をしていた。
鈴華は笑顔で頭をぽんぽんっと叩いた。
「大丈夫?何かあったら報告してね」
『はい!…まさか鈴華様に助けてもらえるなんて夢みたいです!』
『鈴華様』
ここの生徒は鈴華の事を、そう呼ぶ。
様…かぁ。
そこまで偉くないんだけどね。
「ありがとう。遅刻しちゃうから教室に行こうっか」
『はい!それじゃあ、また。本当にありがとうございました』
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