第2章 殺気の方向…

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朝。目が覚めると何故か戻った記憶も無いのに自室に戻っていた。それだけなら、“酔ったので記憶が無い”と言えるのだが、どうしてくれようこの有り様…。  なんで俺とエレミーが一緒に同じベットの上に居るんだ?クロスは部屋が違うし…。一応、言っておくが服は着ているぞ。よって皆様が心配しているであろう惨事は起こって無い!はずだ。一応、エレミーが起きたら聞いてみるがな。 「ん……」 「お目覚めですか?お姫様」 「ん~、あ、ダガーおはよ。昨日は楽しかったね~」 「あぁ、あのさ」 「ん?」 「なんでエレミーが俺の部屋に居るんだ?」 「やだ、覚えて無いの?」 「あぁ、さっぱりだ」 俺は飲酒すると普通に記憶が無くなる。
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