5人が本棚に入れています
本棚に追加
「もしもし祐生?ああ…勇介に話したら大丈夫だってよ。お前今どこ?…は?俺ん家?昨日からって聞いてねぇよ。…あ~じゃあ今からそっち行くわ。うん。じゃあ後でな。」
プチッと電話を切ると台所で鼻歌を歌いながら洗い物をしている勇介に声をかけた。
「祐生のやつ今俺ん家にいるんだってよ。どうせ昼まで暇だしアイツ迎えに行くついでに家に顔出すわ。お前はどうする?」
洗い物が終わった勇介はタオルで手を拭きながら振り返った。
「あー、俺も家にちょっと顔出してから和哉ん家行くよ。」
「わかった。じゃあ行くか。」
「うん!」
財布と携帯をズボンのポケットに入れラフな格好で部屋を出た。
俺ん部屋から駅まで徒歩10分くらい。んでここから実家の最寄り駅までは駅五つ行った所にある。そっからまた歩いて徒歩20分。
近いようで遠い微妙な距離。
とりあえず勇介ん家の前に着いた俺たちは別れてお互い家に入った。
最初のコメントを投稿しよう!