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祐生はトタトタと可愛らしく走りながらリビングへのドアを開けた。
「おばちゃん!!ちず!!和哉来たで!!!」
……ちず?あぁ、祐生の友達か。
俺は祐生の後に続いてリビングに入った。
「お帰りなさい。」
「おっおじゃましてます!!」
お袋の隣に座っていた祐生の友達と思われる女の子は勢いよく頭を下げた。
ん?あれ?この子もしかして
「あたし祐生の友達で名前は」
「木崎千鶴さん?」
木崎さんの台詞に被せてしまった。
俺の言葉に驚いたらしく凄い勢いで頭を上げた。
「なんであたしの名前?!ってあれ?貴方は確か…」
「あっうん。三浦和哉。久しぶり。」
俺のこと覚えててくれてよかったぁ。
忘れられてたら俺かなり痛いやつになってた。
「えっ何?!二人とも知り合いなん?!」
祐生は俺と木崎さんの顔を交互に見て驚いている。
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