① マドンナの憂鬱

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常盤学園2年3組、桜井 京子。 彼女は美人なお姉様系なそのルックスで損をしていた。 今日も彼女も1日憂鬱な日々が始まる 下足室、毎日自分の靴箱を開けるのが憂鬱 そ~っと開けてみると ∑ドサドサドサ~~~ 大量のラブレターが僅かな隙間から雪崩を起こした……… 周りに散らばった手紙を一枚一枚拾うのが憂鬱 「おはよ~京チャン」 声をかけてくれたのは 女の子のようなキレイな肌、可愛らしい顔 そんな外見の持ち主春日 憂だった。 ユウは近くに落ちていた、一通のラブレターを京子に手渡す 「おはよ~ユウ。ありがとう」 「相変わらずモテモテやねぃ☆ 京チャンすでに紙袋用意してから靴箱のふた開けたらいいんちゃうん(笑)」 ユウはそう言いながら、一緒に拾うのを手伝ってくれた。 「ソレ名案かも」 全部拾い集めたのを確認して、2人は靴を履き替えて教室に向かう。 「毎回全部読んでるん?」 「いや、正直全然読まんと捨ててる…」
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