ハジマリ

6/17
前へ
/115ページ
次へ
時間にしても一秒もたってないのに俺の体はボロボロだった。 さらにナイフを構えて次の攻撃に移ろうとしている女性。 これはもうだめかな…。 心でそんなことを思っていると扉が開く音がした。 「咲夜ー?いるー?」 助かった・・・・誰か来てくれた・・・・。 「あ、そこにいたのね。咲・・・・・・夜・・・・・??」 現れたのはまだ幼い少女だった。それだけなら普通だが背中には羽が生えていた。 そして今少女は固まってしまった。 「し、失礼したわね!!・・・・じゃあまた後でね咲夜!!・・・・・」 消えるかのごとく少女は部屋から出ていった。 「おまちください!!お嬢様!!」 ナイフをもった彼女はいつの間にか消えていた。 「な、なんだったんだ・・・・」
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

135人が本棚に入れています
本棚に追加