76人が本棚に入れています
本棚に追加
……驚きましたね。
蔵の方へと吹き飛んだ色の元へ歩きながら、セイバーは感嘆の溜め息を吐いた。
それもそのはず。なぜならあれは…。
セイバー「直感……レベル的には私と同等かそれ以上か」
もはや未来予知染みた直感スキルを色が身につけていたとは…正直予想外だった。
もっとも極限状態でなければ発生しないようですが…。
と、セイバーが空を見上げた。
あぁ、もう月昇っている……なんと美しい満月か。
再び吐く感嘆の溜め息。だが――。
セイバー「ッ!?」
そんなものは、蔵から出てきた人物により忘却の彼方へと吹き飛んで行ったのだ。
例えるならば白。
それは白の外套を纏った女性だった。
そして、彼女が手に持つのは機械的な長杖。
いや、そんなことよりも彼女が持つ魔力量は間違いない。
セイバー「キャスター……いや、アーチャーのサーヴァントか…!?」
最初のコメントを投稿しよう!