不幸学生の日常図

2/5
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/10ページ
無駄に鋭い猛禽類のような目、 そこにいるだけで存在感のある190cm代の身長、 割と整っている筈の顔も 先に上げた2つの要素で台無しになっている 非情に残念でヤクザの若頭にしか見えない容姿のこの男が この物語の主人公である。 現在学校の彼の所属するクラスの教室であり、ついでに言えば授業中であって、更に付け足すなら誰かを指そうとした先生と視線が現在進行形でかち合っている。 「じゃあ~ここの問題を~みな「あ゛?」いや違う加藤!答えなてみなさい」 ヤクザに見えるのは口調も原因の一つかもしれない。 因みに彼は、半分寝ていた所に話し掛けられて驚いただけである事を説明しておく。 彼、この物語の主人公、水無月 慎弥(ミナヅキ シンヤ)は、とことん人に恐れられ、それ故にトラブルに巻き込まれやすい受難体質の不幸学生である
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!