プロローグ

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フェイウォンは黒く深い霧の中にいた。 目の前にはとても大きな龍がいる。 「お前は…」 「私はお前の中にいる者だ…フェイウォンよ…」 とても爪が長く、角も尖り、とても長い。 悪魔と龍を合体させたらこのようになるのだろう。 「で…何で俺の中にいる龍が俺の目の前にいるんだ?」 「お前の窮地に少しばかり体を借りた…」 さっきの白フェイウォンの強襲のことであることは明白だった。 「窮地か…助けてくれたのか?」
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