一日目<残り六日>

5/15
前へ
/73ページ
次へ
ジュン 「ゴク…ゴク…ゴク………プハ~!食った食ったぁ」  サトル 「食ったら早い所行こうぜ。俺達に残された時間は多くないんだしな」 ジュン 「まぁまぁ…そう急ぐなって。場所は特定出来てんだ、あとはそこに向かうだけってこった」 サトル 「なんだ。場所はもうわかってたのか」 ジュン 「だから言ったろ?助けは必要ないって」 サトル 「まぁいいさ。乗り掛かった船だ。最後までお供してやるよ」 ジュン 「へへ!サンキュ!」 ジュンの話しだと、ジュンは何日も前からそこを目指していたらしく、ここからだと普通に歩いて何日もかからないらしい。 ジュン 「…ん?………」 サトル 「どうした?」 ジュン 「いや…なんか聞こえね?歌…みたいなのが」 サトル 「歌?…………」 「……♪…♪…………♪♪…♪…♪……」 ジュン、サトル 「「歌だ!」」 たしかに歌声が聞こえた。  女の子だろうか? 俺達はその歌声のする方へと向かって行った。 ??? 「…♪……♪…♪♪………♪……」 サトル 「女の子だ…」 ジュン 「は~……って、何で俺達小声なんだ?」 サトル 「いや…なんとなく…」 ジュン 「ま、わかるがな」 ??? 「…♪……♪♪………♪………♪……♪……」 サトル 「綺麗だ…」 ジュン 「なんだ?惚れたか?」 サトル 「ち…違う!声だ!歌声!」 ジュン 「ちょお前騒ぐなって!」  ??? 「だれ!?」 サトル 「…あ………」 ジュン 「あ~あ」
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加