四日目<残り三日>

3/12
前へ
/73ページ
次へ
テツヤ 「あいつの住んでる所が今から行く病院のすぐそばなんだよ。だからついでにってわけ」 ジュン 「なるほどねぇ…それじゃ先そっち向かうか?」 テツヤ 「ん?まぁオッサンはそのそばまで行ったら勝手に行くからお構い無く」 サトル 「今更なに言ってんだよ。俺達も付き合うぜ。いいよな?」 リョウコ 「サトルが行くなら私も行く」 ジュン 「ま、“ついでに”だな」 テツヤ 「まぁまぁ…お人好しだこと」 目的の病院まであと少し。  その病院のすぐそばにあるオッサンの家に寄る事になった。 テツヤ 「場所は俺が知ってるから、その時になったら言うわよん」 ジュン 「りょ~かい。んじゃとりあえず病院目指して行きますか」 リョウコ 「……っ…」 サトル 「? リョウコ大丈夫か?」 リョウコ 「え?…う…うん、別に大丈夫だよ?」 サトル 「そう…か」 なんだかリョウコの顔色が優れない… リョウコ 「…はぁ…はぁ…」 サトル 「り…リョウコ!本当に大丈夫なのか?」 リョウコ 「大丈夫…だって。サトル心配しすぎだよ…」 本当に俺の心配しすぎなのか? まぁ今は本人が大丈夫と言っているので、それを信じるしかないな…
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加