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サトル
「ご…ごめん。邪魔しちゃったね」
???
「貴方達だれ?どうして地球にいるの?」
サトル
「お…俺達は…」
ジュン
「俺達も理由があって地球に残ったんだ。で、今は用事のために移動中。そしたら綺麗な歌声を聞きつけ、聞き入ってしまった。こんな所だ」
???
「用事?」
ジュン
「俺はジュンイチ。ジュンで構わねぇ。こっちはサトル。俺の用事ってのは、妹を探してるんだよ」
サトル
「よろしく。俺は特に用事も何もなく、ただぶらぶらしてただけだけどね。今はジュンと一緒に妹さん探し中なんだ」
???
「…貴方…旅をしてるの?」
サトル
「旅?…ん~旅っちゃ旅だな…うん。どうして?」
リョウコ
「ならさ!ならさ!私も連れて行ってよ!私はリョウコ。私も一緒に連れて行って!」
サトル
「俺は全然構わないけど…」
ジュン
「ん?あぁ俺も構わないぜ」
リョウコ
「やったー!二人共よろしくね!」
ジュン
「おう!よろしくリョウコちゃん」
サトル
「よろしく。リョウコ」
リョウコ
「はぁ~旅かぁ~。ねぇねぇ!どんな所行くの?」
サトル
「んー今はとりあえずジュンの妹さんがいる所に向かって行くしかないなぁ…」
ジュン
「ま、ちょっと遠回りになるけど、いろいろ回って行くか?」
サトル
「いいのか?」
ジュン
「大丈夫大丈夫」
リョウコ
「ホント!ありがと~!」
ジュン
「…それに、あんなに喜ばれちゃ今さらダメとも言えないしな。はは」
サトル
「そうだな。ジュンがいいって言うなら、俺は何も言わないさ」
リョウコ
「二人共早く~!置いて行っちゃうよ~!」
ジュン
「って行き先わかってんのか~?」
サトル
「はは…じゃ行こうぜ」
ジュン
「おぅ!」
俺達よりも少し幼げな女の子、リョウコと一緒に目的地に向かいつつの観光が始まった。
サトル
「それにしても…最初と随分印象違くね?」
ジュン
「だな。慣れれば心開くってタイプか?」
リョウコ
「?」
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