牡羊座の女。

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「きいぃぃぃぃぃくおぉぉぉ!!」 休み時間至福のひと時。 昼寝の最中に甲高い声とともに現れた。 「…なんだよ藍里」 生活するうえでもっとも欠かせない 昼寝の邪魔をされた菊は少々ご機嫌ななめ… 「次、生物だね!」 「授業になら出n「私サボる!!」」 「…え?」 「だって生物なんてどうでおいいし…」 「つか、生物の田中好きじゃ無いいんだよねぇ…」 「特に、全く空気読めて無いとこ!!すごく冷めた気分になる」 一人たんたんと喋る藍里にたいして… 「…別に勝手にサボればいいだろ」 まだ、安眠の邪魔された事で 少し機嫌の悪い菊… 「菊男酷ーい。だって此処菊男が部長の部室だから、一応菊男の許可とってからと思ったのにー」 「あぁ…そっか」 そう、ここは菊達の部室なのだ。 「まぁ、別にいいんじゃないか。俺もサボるし」 「やったー」 同じ学年、同じクラスの二人がいっぺんにサボっていいのだろうか… 「…ところでさぁー菊男」 「なんだよ」 「此処って何する部活だったけ?」 「…さぁ?」 「菊男もしらないの!?」 「あぁ…でも、まぁいいんじゃね?」 「そうだね。まいっか☆」  
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