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七日目
今日は朝から父の葬式があり、終わったのは昼過ぎだった。武志は泣きたかったが父にそんな姿は見せれないと泣かないように頑張っていた。
武志は、葬式が終わると母や親戚の人に行って来ますの挨拶をし、駅に向かった。駅には母が送ってくれて母は武志に、頑張ってね!っと言った。そして、家の方に帰っていった。武志は母が泣いていたことにきずいたがなにも声をかけてやれなかった。
武志は昨日彼女と約束をしたとおりに病院に向かった。病院に着くと武志は、昨日彼女の部屋の番号を聞いていたのでそこに向かった。彼女はガンということもあり一人部屋であった。武志はノックをした。しかし中からなにも返事がなかった。もう一度ノックをしたがなにも返事がなく、武志は、入るよ~、といい中を除くとそこには誰もいなかった。
武志はどうしたらいいのか分からなかったが、とりあえず近くにいた看護婦さんに彼女のことを聞いた。するとその看護婦さんから思ってもいなかった言葉が帰ってきたのだ。
彼女がいたのは誰も入ることのできない隔離された部屋だった。彼女は今ガンと戦っているのだ。しかし医者はもっと後一日といった。武志は今起きている状況を受け入れることが出来なかった。
父が死んで彼女も・・・
そのとき彼女の家族がきたのだ。彼女の家族は少しだがみたことがあったが昔のまま変わっていなかった。
すると、彼女の家族が、
『もしかしてあなたは武志さんですか?』
彼女の父親がそう言ってきたのだ。武志は、
『はい、そうですが』といった。
『あなたが武志さんですか、実は・・・』
と武志は一枚の手紙を渡されたのだ。
そこに書かれていたことに武志は驚いた。
それは衝撃の事実だった。
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