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七日目(最後)
武志は学校にある寮に帰るために電車に乗っていた。
今日はいろいろなことがあった。武志は彼女の家族から渡された手紙を見ていた。
そこには、
武志君へ、
武志君がこの手紙を読んでいるなら私はこの地球って星にいないのかもしれません。そして私はあなたに一つ嘘をついています。それは、実は私はあなたのことをしらないんです。こんなこと言ってごめんなさい。でも私は小学生のころはこの町にはいなかったんです。私は小さいころから病気持ちで友達ができなかったの、でも、武志君が声をかけてくれてうれしかった。それが間違いでも。武志君、ありがとう。あの三日間は私にとっては何ヵ月、何年にも感じられた。本当にありがとう。最後に私の本当の名前は・・・
武志は電車から降りたら日がしずもうとしていた。
武志は泣いた。この日が沈めば彼女は・・・
武志はさけんだ!沈む夕日に向かって。
『沈まないで下さい。お願いです。時間は止まって下さい。もう俺を悲しませないでください。もう、誰もしなせないでください。彼女を、彼女を助けてあげてください』
20年後
武志は会社で働いている。ここは父が働いていた会社だ。
武志は結婚をし、今は幸せだ。そして、武志には子供がいる。女の子が一人だけだが。
その子の名前?それはもちろん、彼女の名前をつけた。実際はどうしようか迷ったがあの時の事は忘れてはいけないことだ。
人の死。これは人間誰しも最後におとづれるものなのだ。その死までになにができるのか、それが一番大事なことなのだ。
東大にいったから人生勝わけではない、大手の会社に行くことがいいことではない。
人生、どんだけわらうか、楽しむかが大事なのだ。一瞬でも楽しいことがあれば人生勝つことができるのである。
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