出逢い

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ある夜 実咲はひとりだった。 息子の亮太が おばぁちゃんの家にお泊りしていた。 和利からメールが来て 実咲は そのことを告げた。 “今日 ひとりだから淋しいよ” 和利は “大丈夫? かず行こうか?” と 言う。 “よく知らないのに そんなこと出来ないよ それにもう布団だし(笑)” 実咲は そう言って すぐに おやすみのメールをした。 やっぱり コイツ怪しい その時も 実咲は思った。 いつも メールは実咲が受け身で 和利は積極的だった。
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