490人が本棚に入れています
本棚に追加
/160ページ
「これくらい我慢しろよ?」
女はそう言うと、指先につけた何かぬるい液体を一度舌で舐め取り、にやっと口を吊り上げてもう一度笑った。
暗い場所。
どこの部屋の中かもわからない。
背中に当たるのは、冷たい床。
「っ!?」
「まさかこの位は我慢できるだろう、じょーおうへーか?」
「!!あぁぁあ!!!っ…」
床にはいつくばるその人は"猫"によっていたぶられる体を抱きしめ、目を大きく見開いた。
…アリス……
最初のコメントを投稿しよう!